
メイデンが世界を駆け巡る───
HR/HM史上最大のワールド・ツアーの
全貌を目撃せよ
1980年代初頭にイギリスで発生したヘヴィー・メタル・ムーヴメント〈NWOBHM(ニューウェーヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィー・メタル)〉を代表するバンド、アイアン・メイデン。1980年に『鋼鉄の処女(原題:Iron Maiden)』でアルバムデビュー。翌年の『キラーズ(原題:Killers)』発表後に2代目シンガーとしてブルース・ディッキンソンが加入。そして1982年にリリースされた『魔力の刻印(原題:The Number Of The Beast)』は、全世界で200万枚以上、日本でも2万枚を売り上げる大ヒットとなった。翌83年には『頭脳改革(原題:Piece Of Mind)』、84年には『パワースレイヴ(原題:Powerslave)』といった代表作を次々に発表し、ヘヴィー・メタル界の頂点へと駆け上った。その後、数回のメンバー・チェンジを経て1990年代後半からラインナップが安定していき、2008年には全世界のメタル・ヘッズが狂喜乱舞した大規模な〈サムホエア・バック・イン・タイム・ワールド・ツアー〉をスタートさせた。
本作はその〈サムホエア・バック・イン・タイム・ワールド・ツアー〉に密着して製作されたドキュメンタリー作品となっており、世界中で計50万人以上のファンを前にライヴを披露するバンドの様子や、ブルース・ディッキンソンが自ら機長となり、バンドのマスコットキャラクター“エディ・ザ・ヘッド”をペイントしたジャンボ・ジェット機“エド・フォース・ワン”で各都市を移動する模様などを収録。日本を含む23公演をわずか45日で周回し、メンバーやクルー、機材&12トンものステージセットを搭載したジェットで帯同するツアーの全貌に加え、貴重なバックステージやオフの映像も多数収められている。
映画『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』や『グローバル・メタル』で“メタル”の何たるかを世に知らしめたSam Dunn(サム・ダン)& Scot McFadyen(スコット・マクファージェン)両監督による、まさに“ベスト・オブ・メイデン”と呼ぶにふさわしい代表曲の数々を網羅したファン感涙の映像だ。
【 Members / メンバー 】
ブルース・ディッキンソン (vocals)
デイヴ・マーレイ (lead & rhythm guitars)
エイドリアン・スミス (lead & rhythm guitars)
ヤニック・ガーズ (lead & rhythm guitars)
スティーヴ・ハリス (bass)
ニコ・マクブレイン (drums)
【 TRACKLIST / トラックリスト 】
Live In Mumbai Feb 1st 2008(ライヴ・イン・ムンバイ 2008年2月1日)
1. Churchill's Speech
チャーチルズ・スピーチ
2. Aces High
撃墜王の孤独
Live In Melbourne Feb 7th 2008(ライヴ・イン・メルボルン 2008年2月7日)
3. 2 Minutes To Midnight
悪夢の最終兵器(絶滅2分前)
Live In Sydney Feb 9th 2008(ライヴ・イン・シドニー 2008年2月9日)
4. Revelations
悪魔の誘い
Live In Japan Feb 16th 2008(ライヴ・イン・ジャパン 2008年2月16日)
5. The Trooper
明日なき戦い
Live In Los Angeles Feb 19th 2008(ライヴ・イン・ロサンゼルス 2008年2月19日)
6. The Number Of The Beast
魔力の刻印
Live In Monterrey Feb 22nd 2008(ライヴ・イン・モンテレイ 2008年2月22日)
7. Wasted Years
ウエイステッド・イヤーズ
Live In Mexico City Feb 24th 2008(ライヴ・イン・メキシコ・シティ 2008年2月24日)
8. Can I Play With Madness
キャン・アイ・プレイ・ウィズ・マッドネス
Live In San Jose Feb 26th 2008(ライヴ・イン・サン・ホセ 2008年2月26日)
9. Powerslave
パワースレイヴ~死界の王、オシリスの謎
Live In Bogota Feb 28th 2008(ライヴ・イン・ボゴタ 2008年2月28日)
10. Run To The Hills
誇り高き戦い
Live In Sao Paulo Mar 2nd 2008(ライヴ・イン・サンパウロ 2008年3月2日)
11. Heaven Can Wait
ヘヴン・キャン・ウエイト
Live In Buenos Aires Mar 7th 2008(ライヴ・イン・ブエノスアイレス 2008年3月7日)
12. Fear Of The Dark
フィア・オブ・ザ・ダーク
Live In Santiago Mar 9th 2008(ライヴ・イン・サンティアゴ 2008年3月9日)
13. Iron Maiden
鋼鉄の処女
Live In New Jersey Mar 14th 2008(ライヴ・イン・ニュージャージー 2008年3月14日)
14. Rime Of The Ancient Mariner
暗黒の航海
Live In Toronto Mar 16th 2008(ライヴ・イン・トロント 2008年3月16日)
15. Hallowed Be Thy Name
審判の日





2007年のバンガロールでの初公演で爆発的支持を獲得しそれを経て行われた2008年のインド公演でのパフォーマンスから名曲「チャーチルズ・スピーチ~撃墜王の孤独」(Track①~②)、日本のファンには嬉しい千葉・幕張メッセでの来日公演を収録した「明日なき戦い」(Track⑤)、世界的にも屈指の熱狂的なファン層を持ち、その圧倒的なファンの大合唱が必見の北米/中南米公演を収録した「魔力の刻印」~「鋼鉄の処女」(Track⑥〜⑬)の流れはまさに圧巻。他にもメンバーとファンの激突で最高潮のヴォルテージを迎えるニュージャージー公演からの「暗黒の航海」(Track⑭)など、どの曲も観客を臨戦態勢に導く激しさを帯びている。HM史上類を見ない壮大なワールド・ツアーの模様に感動と興奮を覚える、大画面のスクリーンに釘付け必至な最高のメタル・ムーヴィーとなっている。
また、各エリアでのライヴ収録はもちろんのこと、なんといっても遠征を楽しむメンバーたちのプライベートな瞬間が切り取られているのが実に興味深い。アイアン・メイデンは、従来メディア露出を極力避け、その裏側は謎に包まれていたが、今回の〈サムホエア・バック・イン・タイム・ワールド・ツアー〉では初めて撮影クルーにフル・アクセスを許可。ステージだけでなく、合間にテニスやゴルフを楽しむ様子、ロケバスでの和気藹々としたやりとり、ユーモア溢れるメンバーたちの振る舞いなど見どころ満載。
トム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)やラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)など超大物ミュージシャンたちも彼らからの影響を唱え、音楽性だけでなく人望の厚さを垣間見ることができる。
ブルース・ディッキンソンの操縦により国から国へバンドとクルーが飛行機で飛び回り、熱狂的ファンたちの熱い歓迎の渦をくぐる。まさにアイアン・メイデンの全てを堪能することができる最高傑作の映像作品だ。

他、全国の劇場で順次公開!
*料金は各劇場HPにてご確認ください。